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2022-06-30

ご挨拶

おかげさまで会社設立10周年を迎えました

株式会社レアルは令和4年4月6日をもって設立10周年を迎えました。
これもひとえに日頃よりお取引下さっている皆様のおかげと深く感謝申し上げます。
振り返るとあっという間の10年だった気が致します。

 

昨年には関連会社の株式会社レアプレにおいて不動産分析クラウドサービス「CYARea!(ちゃりー!)」をリリース致しました。
不動産は一般の金融資産と比べて流動性が低く、その投資においては、希望する時にすぐに売却出来ない可能性があるといった非流動性リスクを抱えることになります。よって不動産投資に際しては、トレンドを掴んで含み益を出すようなテクニカルに頼るよりも、経営的視点で収益の持続可能性や成長余地に関する分析を本来は踏まえていくべきだと考えられます。株式と同じように不動産についても、その投資場面で重要になってくるインデックスや分析ポイントが様々に有り得るはずです。

近年、不動産業界においてもデジタル化への対応が進んできておりますが、不動産は、地理的位置の固定性・非移動性・不変性・不増性・個別性(非同質性・非代替性)等を有し、固定・硬直的とされる土地の物理的特性や、可変・伸縮的な効用特性を不可分の与件として利用されるため、蓄積データがあったとしても、同種・同類型の不動産との比較考量や類似不動産への紐づけが難しくアクセシビリティが低位に留まっていたり、データを標準化する、リスクを抽出して俯瞰する、不動産経営における運営純収益(NOI)を最適化するといった付加価値創出につながる活用を殆どできていなかったりするのが実態です。CYARea!は、収益不動産の投資/経営に際し、このようなデータ活用をテクノロジーで支援することを目的に設計しております。
https://cyarea.jp/

 

収益不動産投資では、虚偽の内容を記載したトラックレコード等を見せられ相場より高い値段で買わされるといった被害や、空室へダミーの入居者を入れるなど偽装した投資シミュレーションを提示し売りつけるといった悪質なケースも残念ながら見られております。投資検討に際し定量分析の煩雑さを疎んじる半面で、第三者からの定性情報や都合が良いお墨付きのみを鵜呑みにして惑わされた方々が被害者同盟を結成し、融資を行った金融機関を相手に訴訟を起こしたことは記憶に新しい社会問題です。こういった詐欺被害や、収益不動産購入後に「もしかして騙されたのか」と感じられる挫折体験の防波堤の役割を担っていけるよう、また、不動産業界の健全な発展と不動産投資市場の成熟に微力としてでも寄与出来るよう努めて参ります。

 

10年をさらに積み重ねられるよう、これからも社員一同、さらなる発展に向けて邁進していく所存ですので、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

 

代表取締役 木本 昇明

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